- 窒化ガリウム採用で90W出力だけど小さい!
- 5Aケーブル付属&USB-Cポートが2つある嬉しさ!
- 奇をてらわないピュアなUSB PD充電器!
MacBook Pro 16″ユーザー歓喜の充電器。
窒化ガリウム(GaN)採用のUSB PD充電器、RAVPower『RP-PC128』をレビュー。USB PD 3.0対応で、最大出力は90W。USB Type-Cポートが2つ。親切な5A対応(eMarked)ケーブル付属。…ええ、見つけちゃいました。素敵。
これは“当たり”なUSB PD充電器…ではっ!?
見つけちゃったんやね!
USB充電器も90Wの時代ですか…凄いですわね。
Contents
RAVPower『RP-PC128』って?
RP-PC128ってなに?
窒化ガリウム(GaN)半導体を採用した、最大90Wまで出力可能なUSB PD充電器。
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- 最大90Wまで出力可能なUSB PD。
- USB Type-Cポートが2つ搭載。
- 5A対応C to Cケーブル付属。
- 通電インジケーターがある。
- 窒化ガリウムという未来。
- 若干まだ大きい。
MacBook Pro 15.4″/16″ユーザーなら、“圧倒的買い”なUSB PD充電器であーるっ!
製品名 | PD Pioneer 90W GaN Tech Type C Wall Charger |
型番 | RP-PC128 |
メーカー | RAVPower |
最大出力 | 90W |
インターフェース | USB Type-C ×2 |
USB PD | ○(USB PD 3.0) |
急速充電 | - |
USB-C出力(USB PD) | 5V・3A 9V・3A 12V・3A 15V・3A 20V・4.5A |
サイズ | 65×65×32mm |
質量 | 195g |
備考 | GaN採用 USB-Cケーブル付属 |
本体チェック
RP-PC128のサイズは 65×65×32mm 。重さは195g。
窒化ガリウム(GaN)半導体を採用していることにより、90WのUSB PD充電器ながら、比較的小型なサイズ感になっています。同社によると、90Wでは最小クラスだそう。
表も裏も、おなじみの“RAVPower”ロゴ。
インターフェース
- LEDインジケーター
- USB Type-C ×2
RP-PC128には、USB PDに対応したUSB Type-Cポートが2つ搭載。
あとで調べた結果を掲載していますが、1ポート単体でも90WのUSB PD出力が可能となっています。
インターフェース
- ACプラグ
ACプラグは、当然だけど嬉しい折りたたみ可能な仕様。
上面は特にナシ。
下面には、RP-PC128の仕様が書かれています。しっかりPSE取得済ですね。
付属品チェック
付属品一覧
- USB Type-C to USB Type-Cケーブル(1.5m)
なんと嬉しいことに、USB Type-C to USB Type-Cケーブルが付属。
充電器自体が90Wなので、付属しているケーブルはひょっとして…と思ったら、しっかり5A対応のケーブルでした。ケーブルをチェッカーで調べてみると、eMarkerチップ認証済なことも確認できました。これは嬉しい。なお、ケーブル自体はUSB 2.0ケーブルでした。
ベンチマーク
Vbus Hot
チェッカーで確認したところ、シンク(デバイス)未接続時にはソース(RP-PC128)から電圧がかかっていないことが確認できました。なので、こちらはVbus Hotではありませんでした。
Bridged CCs
eMarkerチップ搭載の5Aケーブルを接続したところ、RP-PC128で接続が検出され、充電が開始されていました。これなら、おそらく大丈夫なはず。
PDO
Revision | Power Delivery 3.0 |
PDO | 5V・3A 9V・3A 12V・3A 15V・3A 20V・4.5A |
RP-PC128のPDO。
RP-PC128のPDOは上表のとおり。
RP-PC128のUSB PDのRevisionは『Power Delivery 3.0』でした。本体にも明記されているように、オプションである12Vでの出力にも対応。また、5V時に3A出力でした。
急速充電規格
Quick Charge・Samsung AFC・Huawei FCP・Huawei SCP、いずれの急速充電規格にも非対応でした。
使ってみた
90W出力は素敵
巷に出回っているUSB PD充電器の大半が、30W〜60Wぐらいの出力のもの。なので、MacBook Pro 16″(96W)のようなW数の多いデバイスでの充電では、USB PD充電器選びに苦労する面があった。
RP-PC128は最大90WのUSB PD出力に対応しているので、MacBook Pro 16″でもバッチリ充電可能。本当は6Wばかし足りないけど、充電しているけれどバッテリーが減っていく…というような現象には遭遇しませんでした。これは良き。
重たいけど許容範囲内
RAVPowerが謳っているように、90W対応のUSB PD充電器としては軽い。だけど、195gって、そこまで軽くはない。いや、USB充電器としては重たいかもしれない。でも、これだけの出力をしてくれるならトレードオフ。
90W出力ということもあり、いくら窒化ガリウム(GaN)といえど、RAVPowerのGaNシリーズシリーズの中では大きめ。あ、でも…RP-PC128は2ポート搭載。そう考えると、かなり悩ましいところ。
2つ充電器持っていくよりは軽いし…うむむー!?
窒化ガリウムは未来
だからどう、ということはないのですが、窒化ガリウム(GaN)半導体が使われているというだけで、半導体マニアとしてはたまらないものがあったりします。しないけれど、分解して中のチップを見たくなる衝動に駆られてしまう……。
殻割り…したいっ!
ダメです!
まとめ「問題も不満もゼロなUSB PD充電器を見つけた」
そういうわけで、RAVPower『RP-PC128』のレビューを総括すると…
- Gan採用で90W出力でも小さい
- USB-Cが2ポート搭載は嬉しい
- 最初から5A対応ケーブル付属
- 規格に準拠したピュアなUSB PD充電器
という感じでした。
玉石混淆なUSB PD充電器界隈ですが、このRAVPower『RP-PC128』は、個人的には大当たり。深くは言いませんが、Quick Chargeが入っていないし、PDOが守られているって素敵!
できれば、96W対応版も出して欲しいぞー!
おまけ
USB充電器に食傷気味だったけど、これは良きあーるっ!
てか、ねこちゃんって、USB充電器いくつ持ってるん?
えーと…。(数えている)
……20個はあると思うっ!
病気ですわね……。
やね……。
おわり